- SDカードへの Raspbian の導入と DVAPTool のインストール
いよいよ、本家から DVAPTool Version 1.04 for Raspberry Pi がリリースされました。
Raspberry Pi をすでにお使いの方は 4GBのSDカード1枚有れば出来ますので是非お試しください。
まず、左のサイトより OS のイメージをダウンロードします。 yyyy-mm-dd-wheezy-raspbian.zip
ダウンロードには1時間から2時間を要する場合もあります。(yyyy-mm-ddは2013-02-09の最新版の意)
そしてこれを解凍すると 2013-02-09-wheezy-raspbian.img という 1.8GB ほどのファイルになります。
=MEMO=
Windowsマシンに左図のソフトをインストールし、4GB のSDカードをスロットに挿した上で立ち上げます。
そして[ファイル選択]ボタンで先ほど解凍したイメージファイルを選択します。
これで[ << 書き込み << ]ボタンを押せば10分から15分で焼き上がります。
DD for Windows
できあがったSDカードを Raspberry に挿しLANケーブルを接続、キーボード・マウスをUSB接続します。
また、ディスプレイは HDMI 端子がついていますので対応するテレビやディスプレイが使えます。アナログ出力もあります。
このとき、USB HUB を使用する方は必ず電源供給型のHUB をお使いください。
セッティングが終わったら microUSB コネクターから電源を供給します。
User:pi Password:raspberry
Wi-Fiの設定は、ここでは割愛しますので
「ウォーキングDVAP」 が可能なパソコンレス環境をご参照ください。 DVAPを接続するとパソコンの時同様、黄色いLEDがゆっくり点滅します。
「LXTerminal」をダブルクリックして立ち上げます。
モバイルルーターをお持ちでなければこんなリーズナブルなものも有ります。
(2年間サービス:それ以後は3,880円に戻ります。)
$ sudo raspi-config
上記のコマンドを入力すると、左図のようなグラフィカルなテキスト画面が立ち上がります。
2行目の[Expand_rootfs]を矢印キーで選択して[Enter]してください。
これで、4GB のメモリー一杯まで使用できるように拡張されます。(これをしておかないと例え8GBを使っても次のダウンロードが出来ません。)
[Tab]キーを使って[Finish]してください。
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
$ sudo apt-get install qt4-dev-tools
$ sudo curl -O http://opendstar.org/tools/DVAPTool-1.04-rpi.tgz
$ sudo tar xzPf DVAPTool-1.04-rpi.tgz
$ ./DVAPTool
最初の2行は、いわゆる更新です。Raspbian 自体にアップデートがないか確認してインストールします。
3行目は、途中プロンプトが出て止まりますので「Y」と答えてください。
4行目でダウンロード(curlの後ろのパラメータは「O」オーです)したファイルを5行目で解凍します。
6行目はDVAPToolの立ち上げコマンドです。ファイル名の前の「ドット」「スラッシュ」に注意してください。
ラズベリーに専用ディスプレイを接続して使用するならこれで終了です。
$ ifconfig
最後に上のコマンドで現在取得しているIPアドレスを調べておきます。後でネットワーク越しにリモートするときに必要です。
また、先に固定IPアドレスに変更しておくのもいいでしょう。
参照:DVAP on Raspberry Pi をチューニングしてみよう
=MEMO=
デスクトップに「DVAP」アイコンを作ってみましょう。
まず,「DVAPの画像」をクリック。
ブラウザに小さなDVAPが表示されたら右クリックして[名前を付けて保存]してください。名前は変更しないでください。
通常 /home/pi へダウンロードされます。(違った場所であった場合ホームへ移動してください。逆に下記の Icon= の記述を合わせてもOKです。)
$ sudo nano /usr/share/applications/dvap.desktop
GNU nano 2.2.6 File: /usr/share/applications/dvap.desktop
[Desktop Entry]
Version=1.0
Name=DVAP
Exec=/home/pi/./DVAPTool -nolock -open -frequency 144567800
Icon=/home/pi/dvap48.png
Type=Application
Categories=Qt;Network;
[Ctrl]+[o]→[Enter]で保存,[Ctrl]+[x]で終了したら,念のため,一度再起動しましょう。
立ち上がったら,[スタートメニュー]→[Internet]と開くと「DVAP」が見つかるでしょう。
あとは,右クリックして[Add to Desktop]を選択してください。コマンドラインの*1-nolock
は設定したコールサイン以外でもアクセス可能という意味です。(2014/02/07 追記)
注意*1
2013年8月 DVAP,ノードアダプター等シンプレックスノードについてクラブコール又は固定個人局コールを取得し,
それに対し個人移動局よりアクセスするという運用形態のガイドラインが示され,それに基づいて正式に認可されました。
従ってDVAPに於いても-nolockが必要(固定<=>移動の場合不要)となり,追記しました。(2014/02/07 追記)
- Windowsからsshでアクセス(専用ディスプレイ不要)
まず、ディスプレイが無くても起動するようにしないとモバイルでは使用出来ません。ここからは、後のメンテナンスも考慮しリモートで作業します。
PuTTY日本語のサイト PuTTy-ranvisから
「PuTTY」をダウンロードしてインストールします。
使い方は簡単です。Raspberryの[IPアドレス]を指定し、ポートが[22]であることと[ssh]が選択されていることを確認したら
[開く]をクリックします。初めての時のみ暗号化キーの承認を求められますので「OK」します。User、Password は同じです。
- DVAP や VNC Server が起動するようGUIである X Server を立ち上げます。
$ nano /etc/init.d/lightdm
lightdm のスクリプトファイルを覗いてみる(見るだけなのでsudoをつけていない)と
GNU nano 2.2.6 File: /etc/init.d/lightdm
#! /bin/sh
### BEGIN INIT INFO
# Provides: lightdm
# Should-Start: console-screen kbd acpid dbus hal consolekit
# Required-Start: $local_fs $remote_fs x11-common
# Required-Stop: $local_fs $remote_fs
# Default-Start: 2 3 4 5
# Default-Stop: 0 1 6
# Short-Description: Light Display Manager
# Description: Debian init script for the Light Display Manager
### END INIT INFO
#
# Author: Yves-Alexis Perez using gdm script from
# Ryan Murray
#
set -e
PATH=/sbin:/bin:/usr/sbin:/usr/bin
DAEMON=/usr/sbin/lightdm
ブルーの部分のように2、3、4、5 で起動するように記述されています。
$ sudo apt-get install chkconfig
$ chkconfig --list lightdm
lightdm 0:off 1:off 2:off 3:on 4:on 5:on 6:off
ところが、chkconfig をインストールしてlightdm の状態を見てみると 3、4、5 しか起動しない設定であることが分かります。
そこで次のように一度外して、再度加えます。
$ sudo chkconfig --del lightdm
lightdm 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
$ sudo chkconfig --add lightdm
lightdm 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
これで図のように 2:on になりました。ここで lightdm の設定ファイルを編集します。
$ sudo nano /etc/lightdm/lightdm.conf
[SeatDefaults]
xserver-allow-tcp=false
greeter-session=lightdm-greeter
greeter-hide-users=true
session-wrapper=/etc/X11/Xsession
autologin-user=pi
autologin-user を pi にすることは重要です。他の行はすべて「#」でコメントアウトのままです。
- VNC サーバを導入します。
$ sudo apt-get install x11vnc
$ x11vnc -storepasswd
Enter VNC password: xxxxxxxx
Verify password: xxxxxxxx
Write password to /home/pi/.vnc/passwd? [y]/n y
Password written to: /home/pi/.vnc/passwd
- VNC サーバと DVAPTool を自動起動するようにします。
$ cd .config
$ mkdir autostart
$ cd autostart
$ sudo nano x11vnc.desktop
pi のホームディレクトリー(/home/pi)にて .config に入り、フォルダ autostart を作り、その中にファイルを作成します。
(Raspberry のサイトに記述があります。)
GNU nano 2.2.6 File: x11vnc.desktop
[Desktop Entry]
Encoding=UTF-8
Type=Application
Name=X11VNC
Comment=
Exec=x11vnc -forever -usepw -display :0 -ultrafilexfer
StartupNotify=false
Terminal=false
Hidden=false
$ sudo nano dvap.desktop
GNU nano 2.2.6 File: dvap.desktop
[Desktop Entry]
Encoding=UTF-8
Type=Application
Exec=sudo /home/pi/./DVAPTool -nolock -open -frequency 144567800
コマンドラインの*1-nolock は設定したコールサイン以外でもアクセス可能という意味です。
-open はグラフィック画面で立ち上げたときの[Open]ボタンを押した状態で立ち上げ、後は無線機で接続するのみにすると言うことです。
*1 上記GUIでの設定の注意書き*1をご覧ください。
ここで再起動をします。
$ sudo reboot
DVAP Dongle の青いLEDが点滅しだしたら成功です。
=MEMO=
$ sudo nano /boot/config.txt
GNU nano 2.2.6 File: /boot/config.txt
# uncomment if you get no picture on HDMI for a default "safe" mode
#hdmi_safe=1
# uncomment this if your display has a black border of unused pixels visible
# and your display can output without overscan
#disable_overscan=1
# uncomment the following to adjust overscan. Use positive numbers if console
# goes off screen, and negative if there is too much border
#overscan_left=16
#overscan_right=16
#overscan_top=16
#overscan_bottom=16
# uncomment to force a console size. By default it will be display's size minus
# overscan.
#framebuffer_width=1280
#framebuffer_height=720
:
:
標準のままですと、VNC の画面は DVAP のコントロール画面ちょうどぐらいしかありません。
大きくしたい場合は、上記のように /boot 内の config.txt ファイルを編集します。
先ず、「#」を消して有効にし、画面の横x縦の数値を変更します。この boot フォルダはシステム用の重要ファイルが入っていますので注意してください。